展示レポート「荒川両岸を歩く2004修了展」

気がつけば、4ヶ月以上経ってしまった展示レポート。
それでも続けていきますよ。

ってことで、今回は「荒川両岸を歩く2004修了展」。
一昨年から参加していたroonee 247 fine artsさん主催のworkShop「鹿野貴司先生による”荒川の両岸を歩く”」の2期目の修了展です。
今回も去年の8月から今年の4月まで、計4回+自主練2回、荒川周辺を歩きまくって撮りまくりました。
場所は、前回より上流の赤羽岩淵、足立新田周辺〜鹿浜、江北橋、扇大橋〜本木〜梅田〜小菅のエリアです。
こちらは先生が書いた今回歩いたコース概要。

昨年の展示では、自分の中でもやもやが残ってしまった結果となっていたので、そのもやもやを払拭したい思っての2階目のWS参加でした。
そのモヤモヤを払拭するために、今までとは違った撮り方をしようと、今回はレンズをズームにして撮りました。
自分は、単焦点派で、今でも街撮りは単焦点のほうが面白いとは思うのですが、自分の中で35mmはこう言う撮り方って決めすぎてしまっているようで、なんかそれでチャンスを逃しているような、視界が狭くなってしまっているような。そんな気がして、ズームだったらもっとフレキシブルな考えで撮れるのではないか、と思って、ズームを使いました。
まぁ、ほとんど、35mmか50mm付近で撮っているのですが。
それでも、展示では、中望遠での切り取りや広角でのちょっとパースを効かせたカットなどを差し込みことができて、いいバランスになったかな、と。
そして、展示用写真のセレクト中に、「自分は今までロケハンの延長上で、街を撮っていたのだ」と感じたのでした。
ポートレートを撮影するためのロケハンをすることがあるのですが、そのときは、ここに女の子を置いたらおもしろいな、と言う視点で街を見ているのですが、ロケハンでないときもなんかその考えが抜けずに街を撮っていたような。
うまく言えないのですが、2年を通して、それを少しは払拭できたかな、と思っています。

で、今回はこんな感じで展示しました。

計16枚です。
って個展できる枚数だよw
自分の撮り方として、大抵、まずは数を撮って、展示のセレクトは、その中からエッセンスを抽出していく、と言う手法なのですが、今回の展示は、見ている人にもそれを体験してもらいたいな、と思って枚数を多くしました。
圧倒的な情報量になんか気になるものを見つけてしまって、それがきっかけに帰り道の景色がなんか気になってしまうようか感覚になるのではないか?とそんな期待を込めています。
セレクトにあたっては、講評会のときに先生から頂いた「このお婆さんをオレンジ色の物として見て、色でまとめてみよう」とのアドバイスを元にしてみました。
なので、タイトルは「Arakawa colour」。”colour”はあえてのイギリス表記w
ちなみに、左上から順番に見た場合と右下から順番に見た場合、対になるような構成にしています(わかりにくくてすみません)
ちなみに1枚1枚見やすくアルバム形式にしたのはこちらにまとめておきましたので、併せてご覧いただけると嬉しいです。
と、2回目にして、自分としては少しは結果を出せたかな、と思う展示になりました。
と同時に次の課題も見えてきたので、鹿野先生の3回目のWSも参加することにしたのでした。

【荒川両岸を歩く2004修了展】
会場:Roonee 247 Fine arts
会期:6/4(火)〜6/19(日)

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