時間が過ぎるのは早いですね。ってことで、毎度遅い展示レポートです。
今回は、「荒川両岸を歩く」。
お越しいただいた皆さん、一緒に展示された皆さん、そして鹿野先生、ありがとうございました。
今回の展示は、roonee 247 fine artsさん主催のworkShop「鹿野貴司先生による”荒川の両岸を歩く”」の終了展です。
WSでは、最後に修了展をすることが決まっていたので、展示を意識して撮影に挑みました。
「荒川らしい写真を撮ろう」としたのですが、よく考えれば、ほぼ初めて訪れる場所で「らしさ」を瞬時に見つけることなんてできるわけありませんね。
そこで、いつもの通りまずは撮りまくって、その中から、展示の前にまとめとして自分なりの「荒川らしさ」を抽出すると言う方針に変更してみたのですが・・・。
もともと写真を組むってことに苦手意識があるってことで、いざ展示の前にセレクトする際にも「荒川らしさって・・・?」と悩んでしまいました。
気がつけば、結局、手元にあるのは、いつも撮っているような写真・・・。
講評のとき、鹿野先生が他の受講者の一人に「荒川の案内をするわけではない」のようなことをおしゃっていたのを思い出して、「そうだ別に荒川地区の観光案内をするわけではないし」と開き直って、セレクトすることにしました。
自分としては相変わらずな写真に思っているけど、それはそれでいつもの視点で眺めている。今回は、たまたま荒川地区であった、とw
ちなみに今回のWSで歩いたところはこんな感じでした(鹿野先生作)。
ということで、展示にしたのはこの6枚でした。
講評会のときに、自分自身で「こう見てもらいたい」と言う思いと、先生からの感想が一致した写真を軸に講評会やその後展示前に先生からいただいたアドバイスを踏まえてセレクトしてみました。
タイトルは、「みんなの荒川」。
久しぶりに”タイトルださ夫”の本領発揮ですw
自分としては、生活の瞬間や痕跡をとったつもり。
それをご覧いただいた人がそれぞれの荒川を見つけてくれれば、と思って、「みんなの」と付けてみました。
展示風景は、こんな感じ。
左側3枚は「人とチャリ」、右側3枚は「敷地内」、と言う括りになっています。
特に右の3枚は情報量が多い写真にしています。まあ、順番は設営のときに決めたのですがw
自分としては、きちんと写真を見て、理解した上で展示してはいるのですが、展示すると、ご覧いただいた方から自分では気づいていなかったことをおもしろいと言っていただけるのが楽しいですね。
例えば、洗濯物の写真。
青空の下、白いシャツが綺麗に干されているところが面白いと思ってセレクトしたのですが、「物干し竿をシャツ1枚1枚の袖に通しているなんて今時ないよね」なんてご感想をいただいて、確かに!と思ったりして。
こういうのって、自分の見た景色が、展示をご覧いただいた方の景色になったような気がして嬉しいですね。「みんなの荒川」になったかな?と。
それにしても、WSに参加するというのもなかなか受講者としての心構えを試されると思うのです。
「先生が選んでください」でも「誰がなんと言おうが自分はこの写真を出す」でもWSに参加する意味が無くなってしまいます。
先生からの講評の言葉を噛み砕いて自分なりの言葉に落とし込んで、セレクトする。これが一番難しかったのかもしれません。
ちなみに、このWSの第二期がまた始まります。
この二期目も参加することにしました・
今まで、自分は「あくまでWSはきっかけの一つ」だと思っていたので、WSに連続して参加することは避けていました。
しかし、今回の展示が終わって、ちょっとやり残したような感じがあったので、引き続き参加するこにしました。
また、来年の同じ時期くらいに展示をすることになっています。
そのときにまでに自分がどんな写真を撮れているか楽しみです。
【荒川両岸を歩く】
・会場:Roonee 247 fine arts
・期間:7/11(火)~7/16(日)
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