展示レポート「モノクロ・パラダイス 2023」

気がつけば、終わってから1ヶ月近くなってしまった展示レポート。
そのうちに、と思っているとあっという間に時間が過ぎていってしまいます。
改めて、お越しいただいた皆さん、一緒に展示された皆さん、展示にご協力いただいたモデルさん、そしてNADARスタッフの皆さん、ありがとうございました。

今回は、「モノクロ・パラダイス 2023」。NADARさんの年初恒例の公募展です。
2年ぶりで3回目の参加となります。
過去2回は、1点展示だったのですが、今回は初めてスペース枠での展示でした。

今回展示した写真はこちらの4枚。
タイトルは、「忘れられた場所」。モデルは、黒猫暦さん。

 

今回展示した作品は元々は別の展示のための撮影の際、撮影したもの。ちょうど去年の2月のことです。
このロケと黒猫暦さんとのイメージがいい感じだったので、その展示に使わないカットもたくさん撮影しておきました。
全体的に色のない場所であったことと、テクスチャーの情報が多いので、これは絶対にモノクロにしたほうがかっこいいだろう!ならば、次のモノクロ・パラダイスに出そう!と約1年ほど寝かしておきました。
まぁ、カラー版のほうは、すでにこのmamotaso.comでまとめて公開していますけどw
改めて見ると、モノクロ版のほうが、「退廃的な雰囲気と謎な女の子」感が出ているように見えます。

そして、展示のほうはこんな感じでした。

モノクロ・パラダイス展示風景

デジタルなので、モノクロ化にする処理をするのですが、今回はかなり時間がかかりました。
色が少ないシチュエーションなのですが、光の雰囲気が曇天でそれほどパキッとしていなかったので、そのままモノクロ化しても意図したかっこよさにならなかったですね。
どうしてもうまくモノクロ化できずに展示を諦めたカットもありました。
それに服も黒で反射の少ない質感なので、全体的に真っ黒に潰れないようにするためにかなり気をつけました。
また、今思えば、1点展示だと、正直、楽でしたね。
調子を4枚合わせないといけないわけで、これはこれで難しく時間のかかる作業となりました。
フォトショップでボタン1つでモノクロ化できるわけではないのですよ!w
カラーでRAW現像&レタッチでプリント用データを作るよりも、2、3倍も時間がかかった感じになりました。
プリントも自前のインクジェット・プリンタでしたのですが、何とか納得できる仕上がりになったと思います。
大変だったけど、最近は、プリントまでのフローが流れ作業な感じになってしまっていたので、改めて、意図したアプトプットに近づけることをトコトンやる、ってことをできて楽しかったです。
モノクロ・パラダイスは手焼きの作品も展示されるので、ギャラリーで並べたときに「やっぱりデジタルだとね・・・」な感じにならないように、写真そのものだけでなく、プリントにいつも以上に力が入ります。
いただいた感想からは、その辺のことはクリアできていたかな、と自負しております。

なんか、いかにプリントまでの工程が大変だったか、な内容になってしまったような気もしますが、展示レポートはこの辺で。
次回は、どうしようかなぁ。

【モノクロ・パラダイス 2023】
・会場:NADAR
・期間:1/11(水)~1/22(日)

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